支援教育を行う普通学校

生徒のニーズに応じた新しい感覚の公立高校が最近誕生しています。生徒一人ひとりに目が届きやすく、支援・指導がしやすいスタイルをとっているところがあるので、高校進学の選択肢の一つとして考慮にいれてみてください。

様々な特色を持つ学校

生徒が個々の能力や適性、興味や関心、進路希望などに合わせて学習することを目的に、支援教育を行う普通学校が最近増えつつあります。定時制の単位制であったり、入学選抜も独自の方法を採用していたりします。

授業では基礎の学習と並行して就労を見据えた様々な専門科目があり、中学まででは活かしきれなかった、生徒の特性や能力などを伸ばすことを目指しています。

単位制について

単位制高校とは、決められた単位を取得することにより、卒業の可否が決められる制度です。学年制高校の場合、学年ごとに全ての単位を取得しなければ進級や卒業できません。

ですが、単位制高校の場合、最終的に指定された単位を取得するペースによって卒業までにかかる期間を調節できます。自分にあった学習計画を立てることができ、マイペースで学習したいという場合に選択の一つとして考えることも可能です。

支援教育を行う普通学校（東京都の場合）

東京都を例にどのような学校があるのかを見ていきます。

チャレンジスクール

不登校や中退した生徒などが自分で目標を見つけ、再チャレンジを目指す学校です。カウンセリングや教育指導など個々に配慮した指導を行います。

エンカレッジスクール

中学までに能力をうまく伸ばせなかった子供達のやる気を育てる学校です。授業時間の長さの配慮や、基礎学習を徹底するなどの配慮があります。

ITを活用した教育推進校

教育活動全般でITの活用を重視した学校です。ITを使用した様々な学習活動により、生徒の得意分野を伸ばします。

地域によってこのような学校にもさまざまなものがあります。興味がある場合、担任や進路指導の先生方と相談してみましょう。