特別支援教育の制度について知っておきたいこと
特別支援教育の体制や仕組みについて理解しておくと、子供の教育や進路についての計画が立てやすくなります。
通常学級の生徒も支援対象
入学や進学の際に、特別学級を選ぶか普通学級を選ぶかで悩む親はたくさんいらっしゃると思います。特別支援教育の概念は、
「障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものである。」
とされています。
以前は、該当する学級のみが対象でしたが、2007年度からは、通常学級の生徒も対象になりました。つまり、支援を受けながら通常学級で授業を受けることも可能になったのです。
小中学校では、特別支援教育コーディネーターが指名され、発達障害に関する専門家や関係機関と連携しながら、子供たちを支援していく取り組みが進められています。
特別支援教育の理解度は小中高の順に高い
小学校とは違って、中高は教科担任制のせいもあり、小学校ほど特別支援教育の理解度は高くありません。しかし、最近では教員同士が情報を共有し合ったり、専門家の意見に耳を傾けるなど支援体制を強化する傾向にあります。
特別支援教育のメリット
チーム支援
特別支援教育コーディネーターを中心としたチームで支援計画を実行します。必要に応じて外部の専門機関とも連携して支援を行います。
在籍する場を問わない支援
特別支援学校や特別支援学級の児童・生徒のみならず、通常学級に在籍する児童・生徒も支援の対象になります。
児童・生徒一人ひとりに合わせた支援
一人ひとりの「個性」に注目した指導・支援が行われます。
個別で計画を策定
通常学級でも必要に応じて個別に計画を作成します。
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