中学生活を充実したものにするために

中学校生活は、思春期を迎える大事な時期になります。学校生活をよりよいものにするために親ができることについて考えていきましょう。

入学に向けてやっておくべきこと

子供の特性を関係者に理解してもらい、適切な支援を

子供の中学生活を充実したものにするため、親がまずできることは、何よりも子供の特性を理解してもらうことです。担任の先生や特別支援教育コーディネーターに子供の発達特性を伝え、必要な支援を学校と一緒に考えていきましょう。

通級クラスを検討する

進学先の中学校に「通級クラス」があるかどうかの確認をしておきましょう。通級クラスでは、普段は通常学級で学びながら、障害による困難を克服するための取り組みや学習支援を受けることができます。

療育を受ける・継続する

療育を受けるのは早ければ早いほど、子供の社会生活への適応に役立ちます。まだ受けていなければ、療育センターなどの専門機関に相談してみましょう。また、既に療育を受けている場合、中学校進学後も継続するようにしましょう。

学習塾を利用する

最近は、発達障害を持つ子供を対象とした学習塾も増えてきました。学習面やコミュニケーション面に不安がある場合、検討してみるのもよいでしょう。同じような特性を持つ子供との交流を深めることもできます。

部活動をどう選ぶか

発達障害のある子は集団に馴染むのが難しく、部活動選びもなかなかうまくいかないことがあります。そういう場合は、チームワークが要求されるような部活動を避け、個人競技や文化系の部活動を選ぶことを考えるのも視野に入れておきましょう。また、特性を顧問の先生によく理解してもらい、支援をお願いするようにしてみてください。