職業学科のある特別支援学校もある
軽度の知的障害のある生徒を対象にした職業学科のある特別支援学校があります。ここには発達障害を併せ持つ子供たちも進学することがあります。
従来の特別支援学校との違い
従来型の特別支援学校との大きな違いは、定員があり、入学選考を行っているところです。
一般企業への就職を目指す
職業学科のある特別支援学校は、インターンシップや企業での実習(デュアルシステム)などの独自のカリキュラムを開発しているところが多くあります。卒業後の就労を見越した徹底的な教育を実践しており、就労支援の手厚さと就職率の高さが人気を集めています。
障害を持つ子供の場合、学力に見合う学校を卒業できても進路には不安を伴います。それならば、徹底した就労支援と教育を施すことのできる特別支援学校で学ぶという選択肢も十分に考えられます。
希望する場合、地域にどのような特別支援学校や分教室が存在するのかを調査し、担任や進路指導の先生とよく相談するようにしましょう。
入学から就労までの流れ(東京都の場合)
志願者の条件
- 特別支援学校中等部や特別支援学級に在籍している生徒
- 中学の通常学級に在籍しており、療育手帳を取得、または取得見込みである生徒
個別相談
個別説明を各校で実施する。希望する学校に直接連絡を入れて日時を決定し、出願する。
入学試験
適性検査や面接などで選考を行う。
入学
試験の結果で学科を振り分け、職業教育を受ける。(一般教科の学習も行う)
卒業
一般企業への就職を目指す。
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