発達障害と薬物療法
発達障害の症状には薬物療法が有効なものもあります。
ADHDに有効な薬物療法
薬の名前 | 有効な作用 |
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コンサータ | 衝動性を抑える |
ストラテラ | 脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやドーパミンの不足を改善する |
これらの薬を一定期間服用した方から、「頭のなかが静かになった」、「落ち着いて考えることができるようになった」などという声が上がっています。
ASDに有効な薬物療法
薬の名前 | 有効な作用 |
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ラミクタール(ラモトリギン) | 扁桃体(脳の感情や記憶をつかさどる)の活動を抑え、フラッシュバックを抑える |
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI) | 神経伝達物質であるセロトニンを増加させ、フラッシュバックを抑える |
ASDの治療は、心理面での治療が中心であり、対症療法(表面的な症状を抑える)として薬物療法を行います。
薬の用法と用量には十分気をつける
発達障害の人には、脳の機能だけでなく、身体的な機能にも発達の偏りがある人もいます。薬に対して敏感だったり、副作用が重く出るあるいはその逆のケースもあります。薬の服用後に身体の不調を感じたら、服用を中断し、医師や薬剤師に相談してください。
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