発達障害の検査・診断方法
検査の種類は主に以下の3種類が存在します。
1)知的検査
2)発達検査
3)性格検査
知的検査
主な知的検査は次の2つです。
名称 | 対象年齢 | 内容 | 検査目的 |
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田中ビネー知能検査 | 2歳0ヶ月から成人まで | 「思考」・「言語」・「記憶」・「数量」・「知覚」などの問題で構成 | 現代の日本の環境に合わせた形で知能の発達状況を把握 |
WISC-Ⅲ | 5歳0ヶ月から16歳11ヶ月 | 言語性検査と動作性検査 | 全体的知能水準を把握 |
発達検査
発達検査では知的能力だけではなく、身体運動能力や社会性の発達なども含めて、発達水準を測定します。
名称 | 対象年齢 | 内容 | 検査目的 |
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乳幼児精神発達診断法 | 0歳~4歳7か月 | 『運動』、『探索』、『社会』、『生活習慣』、『言語』の5つの領域から構成 | 対象の子どもについて、発達の筋道の中で5つの領域を関連付けながら子どもを総合的にとらえる |
新版K式発達検査 | 新生児から成人まで | 「姿勢・運動」(P-M)、「認知・適応」(C-A)、「言語・社会」(L-S)の3領域について評価 | 乳幼児や児童の発達の状態を、精神活動の諸側面にわたってとらえる |
性格検査
子どもの性格や個性を理解するための検査です。
名称 | 対象年齢 | 内容 | 検査目的 |
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ロールシャッハテスト | 5歳から成人まで | 投影法による人格検査の代表的なもの | 左右対称なインクのしみが何に見えるかという反応をもとに対象となる人の人格を理解しようとする |
文章完成法(SCT) | 小中学生から成人まで | 未完の文章を与え、単語や句を補って完成させる | 人格を把握する |
※投影法とは、曖昧な刺激や状況を設定して、それに対してなされる解釈や判断・表現などからパーソナリティーや欲求を知ろうとする心理診断の技法です。
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