自分で判断して、選ぶ能力を身につける

「障害があるから」と子供の行動に先回りして親が手伝ってしまうと、子供の自立に必要な力が身につきません。自分で判断し、選択する力は社会に出る上でとても大切です。

子供のやることに先回りして手を出してはいけない

発達障害の子を持つ親は、つい子供の面倒を見過ぎたり、親主導で何事も決めてしまいがちになります。子供が小さい間はそれでも問題がないのですが、子供が自分で判断して行動することができなくなり、自立に支障が出てしまいます。

子供がもし判断に迷っているようなことがあれば、ヒントを出すにとどめ、自分で選ぶように促してあげましょう。日々のささいな判断を自分できちんとできるようになることが、情報処理能力や判断力を育てます。

積極的にいろいろな体験をさせる

なるべく早いうちから、いろんな体験をさせてあげましょう。迷惑をかけさせたくないと思うがため、他人との接触を避け続けてしまうと、ますます経験不足に陥ってしまいます。

子供が将来、他人とのかかわりをうまく対処させるためにも、失敗したときの挽回の仕方やチャレンジ精神を身につけさせてあげてください。