「障害者職業能力開発校」について
個々の能力に適応した訓練を受けることができる「障害者職業能力開発校」という施設があります。全国で「東京」「大阪」「岡山」「埼玉」にある4施設しかなく、数はまだまだ少ないですが、今後さらなる利用価値が期待されています。
施設の目的
障害者職業能力開発校は、「障害のある人に、就労に必要な知識や技能を身につけさせ、職業人として有意な労働者を養成・輩出する」ことを目的として、国及び都道府県が運営している施設です。
応募要件
- 発達障害として医師から診断されている
- ハローワークに求職登録をしている
- 就労への意欲がある
- 障害の症状が安定し、職業的自立が可能である
などが条件となり、必要書類を揃えて応募、選考試験に合格すれば入校が可能です。
就職支援体制
職業訓練指導員や生活指導相談員、職場定着支援員で構成する支援チームがバックアップ、就職支援セミナーなど様々な就職支援を受けることができます。
入校申し込みから就職までの流れ(一例)
訓練カリキュラムの一例
学科・実技 | 訓練内容 |
---|---|
問題解決技法 | 自己評価、原因と対策、意見交換、目標設定 |
社会生活 | 目標設定、スケジュール確認、体力養成、作業のまとめ、発表、講評 |
就業基礎 | コミュニケーション、グループワーク、就職準備 |
技術体験(事務) | タイピング、文章入力基礎、表計算、データ入力基礎、事務機器取扱 |
技術体験(物流・サービス) | タイピング、物流作業、店舗作業、清掃、リサイクル |
選択実技(事務) | 事務基礎、事務補助、ワープロ、ワープロ応用、表計算など |
選択実技(物流・サービス) | 物流・サービス基礎、軽作業、販売、接客、清掃、レストランなど |
タグ:障害者職業能力開発校
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