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ADHDとASDの併存

ADHDとASDは異なる性質を持つものですが、中には2つの症状が併存している方もいらっしゃいます。

2つの発達障害の併存

注意欠如・多動症(ADHD) 自閉スペクトラム症(ASD)
不注意 社会性の障害
衝動性 コミュニケーションの障害
多動性 想像力の障害

これまでADHDとASDは併存しないと考えられていました。しかし、国際診断基準である「DSM」の改訂により、両方の診断基準を満たしている場合、両方の診断名を併記するように変更がなされました。

このようなケースでは、双方の発達特性から生じる更なる困難に当事者は苦しめられることになります。

幼少期から併存症が見られるケースも

一般的に認められている併存症には以下のようなものがあります。

障害/疾患 特徴
うつ状態 意欲の低下や睡眠障害などが長期にわたって現れる
不安症 特定されない理由で心配や不安を感じている状態が継続する
学習症(LD) 知的発達に遅れはないが、「読む」、「書く」、「計算する」などの能力の習得に支障をきたす

非行・犯罪につながる併存症も

以下のような障害には、反社会的な行動につながるものも存在します。

障害/疾患 特徴
反抗挑発症(反抗挑戦性障害) 幼少期に発症。毎日のようにかんしゃくを起こす、大人に従うことに積極的に反抗するなど
素行症(行為障害) 小児期から青年期に発症。反抗挑発症より素行の程度が重く、暴力や攻撃性を伴う。虚言癖など
反社会性パーソナリティ障害 18歳以上の青年が対象で、15歳以前に素行症の症状が出現していることが診断条件。事故の利益や快楽のためには他者を顧みない。また、無謀な行動をとることが多く、法を犯すことにも抵抗がない。
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