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発達障害を理解したうえで配慮したいこと「職場編」

仕事の指示の出し方や指示の内容など、気をつけたいポイントがあります。

弱点をカバーし、能力・意欲を引き出す

職場に発達障害の方がいる場合、どのようなサポートをすれば、お互いにとって有益な関係が築けるのか。次のようなポイントに気をつけてみてください。

部下に発達障害の疑いを感じたら

発達障害の専門医を受診するように提案してみてください。本人が自分の特性を理解することにより、対人関係や業務でのミスなどに対処しやすくなります。

もし、本人の同意が得られる場合、本人と一緒に受診し、医師から説明を受けることも検討してみましょう。特性を本人、そして周囲の人間が理解することは、業務を円滑に進める助けになります。

指摘しても行動が改まらない

叱責したり、罵声を浴びせても、肝心の話の内容が本人に届きません。問題点を冷静に指摘し、本人に納得させることが重要です。その上で対処法を話し合い、実行するように指示してみましょう。

人間関係がうまくいかない

発達障害の人には対人関係を築くのが極端に苦手な人がおられます。うまく関係を築けない相手と一緒に仕事をしなければならない場合、両者に仲介して調整をはかりましょう。場合によっては、配置転換も検討する必要があります。

ミスが目立つ業務がある

発達障害の人は、長所短所がはっきりとしていることが多くあります。「本人ができること」「周りのサポートが必要なこと」を把握し、スケジュールや作業手順などを工夫してみましょう。この場合も、本人の得意な業務などへの配置転換を考えてみましょう。

あいまいな指示だとうまく伝わらない

「すぐに」や「急いで」などの程度を表すあいまいな言葉は通じないことがあります。指示は明確に、日時や作業内容、手順などは具体的に説明しましょう。

指示が理解できていなかったり、自分勝手に解釈する

指示内容を相手がきちんと理解しているか、逐一確認をとります。わからないことがあれば、指示を仰ぐようにしたり、作業の合間に声をかけるようにしてみましょう。

環境調整が必要なことも

発達障害の人には、「光」や「音」などの刺激に弱い「感覚過敏」を発達特性に持っている方もおられます。専門医と相談し、その人の特性に合わせた環境調整を行いましょう。

例) コピー機の音で作業に集中できない ⇒ コピー機から離れた場所に作業スペースを移す など

発達障害の人に合わせた配慮が、周囲の人に「えこひいき」であると捉えられてしまうこともあります。不平不満が出ないよう、職場全体で発達障害への理解を深めていくことが大切です。

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