「療育」は早ければ早いほど効果的

自分の子供が「発達障害かもしれない」と思ったら、すぐに発達障害の専門医に診てもらいましょう。

療育で社会適応の幅を広げる

できるだけ早く療育を受けることにより、学校や職場などの社会生活での困り感を軽減することができます。発達障害は、治療や精神療法で根治できるような病気ではないため、子供が「生きやすく」するために対処するよりありません。子供の得意なところを見つけ、「できないこと」を「できること」へと少しずつ変えていくのが「療育」です。

療育は高校生になるまでに受けておく

発達障害は「個性」と「障害」との境界が分かりづらく、親としても受け入れるのが難しいところがあります。しかし、このままの状態を放置してしまうと、子供が将来社会に出る際、7さまざまな困難と遭遇することになります。社会性やルールなどの常識が重要になってくる「高校生」までには、遅くとも受けるようにしましょう。

療育が受けられる場所は

療育が受けられる施設にはさまざまなものがあります。

地域の療育センター

医療と療育の両面からサポートするための施設です。子供の状態を把握し、専門家の指導のもとで、子供の特性に合った療育を行います。地域によっては二箇所以上設置されているところもあるので、通いやすい場所を選んでみましょう。

子ども専門病院

児童精神科や小児神経科のある子ども専門病院では、療育施設を併設していたり、療育機関を紹介してくれることもあります。

個人開業の発達クリニック

発達障害が専門の児童精神科医が開業している発達クリニックでも療育を受けられるところがあります。

訪問療育

作業療法士や言語聴覚士などの専門家が自宅に訪問し、療育指導をしてくれます。ただし、費用は他の療育施設などに比べて割高になります。