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進路選びは先を見据えて慎重に

我が子の将来を長い目で見据えた判断が必要になります。

「進路」は発達障害の子供にとって大きな課題

発達障害のある子は、日常生活の中でもさまざまな困難に直面します。その中でも「進路」は最も大きな課題の一つです。重度の障害を持つ子の場合は別として、多くの子供が普通学級で学校生活を過ごすことになります。

しかし、成長するにつれて、学業や人間関係などのトラブルに直面することになります。また、学校の先生にも専門的な知識やノウハウを持っている方はまだまだ少なく、親子で進路について真剣に考えていく必要があります。

場当たり的な進路選びは絶対に避ける

「高校さえ卒業できれば…」「人並みに大学さえ出ていれば」のような短絡的な考え方は非常に危険です。発達障害への理解の深い学校はまだまだ少ないのが現状です。

発達障害のある子へのきめ細やかな指導や就労支援などはほとんど見込むことができません。うまくいかずに中退したり、就職の段階でつまずいてしまう恐れがあります。

親の大切な役割は、支援が得られる高校や得意分野を伸ばすことのできる大学や専門学校などへ子供を導くなど、子供の将来にとって何が必要なのかをしっかりと見極めることです。

子供の将来のための進路を選ぶには

どんな親でも、我が子のためにどんな進路がよいのか悩んだり迷ったりします。発達障害の子の場合は、その問題が更に難しくなってしまうことがほとんどです。

いろいろな選択肢がありますが、親の理想や考えだけで選ぶのではなく、担任や進路指導の先生、本人ともよく相談しながら考えましょう。また「親の会」に入る、など同じ障害の子供を持つ親からも情報を共有するようにしてみるのもよいかもしれません。

進路選択の例

  • 保育園 ⇒ 特別支援学校の小学部 ⇒ 特別支援学校の中等部 ⇒ 特別支援学校の高等部 ⇒ 就労(工場勤務)
  • 幼稚園 ⇒ 公立小学校の通常学級 ⇒ 公立中学校の通常学級 ⇒ 特別支援学校の高等部 ⇒ 就労(工場勤務)
  • 保育園 ⇒ 公立小学校の通常学級 ⇒ 公立中学校の通常学級 ⇒ 公立高校の普通科 ⇒ 就労移行支援事業所 ⇒ 就労(特例子会社で事務作業の仕事)

進路選びで大切なポイント

子供の長所や短所、障害の特性を受け入れ、「何が我が子にとってベストなのか」を考え、選択を迫られる前に目標を定めておきましょう。

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“進路選びは先を見据えて慎重に” への1件のフィードバック

  1. kokoro より:

    わが家にも発達障害グレーの子供がいます。
    小学校入学してからいじめを受けて不登校になりました。
    小学校の先生も発達障害について勉強されている人が少ないと感じています。
    先生も理解できずに子供を傷つけ、結果不登校に。

    現在小学校高学年ですが、学校には登校できるようになりましたし、勉強の遅れもかなり取り戻すことができました。
    ただ、これから中学校に入るにあたり、現在の様子を見ても中学校の学校生活になじめるのかは疑問です。
    入学してからでも、進路の変更は柔軟に対応できるように親としては心構えをしています。

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