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自分の感情を知る訓練

ASDの人の中には、自分の感情がよくわからないという方もおられます。日常の訓練を通して自分の情緒を把握するようにしてみましょう。

情緒をうまく認識できない、混乱する

不快なことがあっても、その場では感じず、時間が経過してから不快な思いがこみ上がってくるような経験をしたことのある方はいらっしゃるでしょうか。なぜ自分がそのような感情になっているのかうまく認識できないケースもあります。また、情緒が不安定になると自分がどうしていいか分からずにパニックになることもあります。相手が自分の想定外のふるまいをしたことが原因で混乱したりするようです。

感情日記をつけて自分の感情を観察する

では、自分の感情を知るためにはどんな方法が有効か。日記のように、どのような感情がいつに湧き起こったかを記録する方法があります。湧き上がった感情を喜怒哀楽などで分類することで、自分はどんなときにどんな感情を感じるのかを整理できます。感情のパターンとそのときの行動を把握するのに便利です。

日付 出来事 考えたことや行動 感情
○月×日 友人と喧嘩した 自分と相手の主張が対立してイライラした、仲直りしそびれている 怒り
○月×日 仕事で上司に怒られた ミスを咎められて平謝りするしかなかった 悲しみ、情けない気持ち
○月×日 宝くじに当たった 生まれて初めて当選した。周りに自慢してまわった 嬉しい気持ち、喜び
○月×日 家族を泣かせてしまった 家族を傷つけるような言動を取ってしまった、でも謝らなかった 悲しみ、自責の念、申し訳ない気持ち
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