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フラッシュバックに襲われたら

フラッシュバックとは、何かのきっかけで過去の嫌な記憶や不快な出来事が鮮明に思い出され、パニックになったり、情緒が不安定になってしまう心理現象です。フラッシュバックで陥るパニック状態は通常のパニックとは異なり、怒りや恐怖の感情にとらわれるケースが多いです。

フラッシュバックは突然に起こる

フラッシュバックのきっかけには様々なものがあります。昔怒られたことや傷つけられたこと、トラウマになるほど深刻なことから、他人にとってはほんの些細なことまであります。また、激しい感情の動きから、息苦しさや動悸、手足の震えなどの身体症状が現れることもあります。

フラッシュバックへの対処法

日頃から不快な記憶をためこまないようにする工夫が必要です。

気分を変える

嫌な出来事があったら、スポーツや趣味などで意識を別のものに集中させ、気分を変えてみましょう。

不快な気分を吐き出す

親しい相談相手や日記などに自分の不快な気分を吐き出して解消させましょう。

精神科を受診する

カウンセリングなどの精神療法や薬物療法などがあります。

治療法 説明
遷延暴露療法 認知行動療法の1つ。フラッシュバックの原因となっている過去のトラウマなどを繰り返し治療者に話したり、テープで繰り返し聞いたりすることによって、徐々にフラッシュバックに慣れていく方法
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法) 心的外傷後ストレス障害(PTSD)やパニック症などに用いられる治療法。治療者が左右に振る指や光の動きを目で追いながら、トラウマとなっている記憶を思い出し、トラウマを解消していく方法
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