「観察する」ことで他者の感情を知る
他者は「物」ではなく「人」です。ASDの人は自分の感情がうまく認識できないことにより、他人の感情を察するのも苦手です。また、自分の感情に意識が集中するあまり、他人の感情をなおざりにしてしまいがちです。
人の感情を汲み取るには
人の感情が分からない理由
- 情緒をつかさどる機能が未発達
- 他者への無関心
- 自分の感情もうまく認識できない
- 他者を「物」としてとらえている
人の感情を知るには、人を観察するのが一番です。体験を積み重ねることで、喜怒哀楽のパターンを覚えていくのは、定型発達の人も発達障害の人も同じです。どういうことがあったときにどういった反応をしているのか、またどういう行為が相手にどんな反応をもたらすのか、喜怒哀楽に注意を向けて観察してみましょう。
「自分は相手ではないから分からない」と最初から開き直るのではなく、自分の弱点をカバーする一つの手法として試してみてください。対人関係において、きっとプラスにつながるはずです。
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