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挨拶やお礼の言葉を忘れずに

職場などの集団生活で、お互いが気持よく過ごすためには挨拶やお礼などの最低限のマナーは大切です。対人関係を良好なものに保つためにも、適切な言葉を使い分けられるようにしましょう。

相手への言動には常に気を配る必要がある

発達障害の人には、挨拶が苦手な方が多いかもしれません。とっさに一言をかけられたときにうまく返せなかったり、無視してしまったりというケースがあります。

本人にとっては悪気があるわけではないのですが、相手にとって悪い印象を残してしまいます。

発達障害の人が挨拶やお礼が苦手な理由

1)他者への興味・関心が薄い
自分の言動が相手にどのような影響を与えるかについてあまり気にしないためです。

2)臨機応変な対応が苦手
ASD特有の発達特性で、想定外の出来事にうまく対応できず、混乱してしまいがちです。

場面を想定してあらかじめ対応を考えておく

そうはいっても、とっさに対応できるようになることは難しいことです。そこで、どのような場面でどのような対応が必要なのかをあらかじめ想定しておく必要があります。

パターン化することによって、その状況に合わせた適切な対応をとることができます。自分で繰り返し練習したり、ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)などを利用し、シチュエーションに応じた対応方法を習得しましょう。

場面別の挨拶一覧

お礼や感謝 ありがとう
ありがとうございます
お詫びや失敗、迷惑をかけたとき すみません
申し訳ございません
訪問先での挨拶 お邪魔します
訪問先を去るとき 失礼します
社外で同僚と遭遇したとき おつかれさまです
職場で帰宅する人に おつかれさまでした
自分が職場から帰宅する際 お先に失礼します
取引先へなどへの挨拶 いつもお世話になっております
仕事を受けるとき 承知しました
かしこまりました
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