発達障害と診断されたらやるべきこと

発達障害と診断されてからが治療と支援のスタートです。診断名にとらわれることなく、医師からの指示に従い、問題点を解決していきましょう。

気持ちの整理をする

自分が発達障害であると診断され、ある種の安心感のようなものを感じる方もおられるかもしれません。今までに、思い通りにいかなかったことや失敗の原因を突き止めることができたからというのもあると思います。正しい診断によって、生きづらさの問題を解決する糸口を探りやすくなります。診断結果に動揺することなく、肯定的に受け入れましょう。

自分の特性を知る

自分の生きづらさの原因となっている特性を理解することは大変重要です。自分の長所や短所を把握することは、日常生活での問題点について考える上で大切なことです。いかに短所をカバーし、長所を活かすことができるか、対処法を工夫して生活の改善を図りましょう。

「普通」を知る

発達障害の方には、自閉的特性の強い傾向がある人もたくさんいらっしゃいます。社会への関心が薄いと、いわゆる大多数の「普通」の人々で構成されている常識に疎くなりがちです。「普通」になることは難しくても、「普通」であるように振る舞うことは不可能ではありません。試行錯誤を繰り返しながら、マナーや社会的なルールなどを身につけていきましょう。

必要な支援を受ける

医師と相談し、必要に応じて精神障害者保健福祉手帳の取得や、障害者支援法のサービスなど公的支援を受けることも検討しましょう。